MIYAMOTO VINEYARD

宮本ヴィンヤードは北海道三笠市にある小さなワインブドウ畑です。


09月

2015年シーズン中盤戦

7月、結実の時期になるとやはり樹勢の強い区画を中心に花が流れてしまっており、今年も収量は少なめに・・・

しかしほどよい樹勢の樹にはそれなりに房が付いており、去年とは違う手ごたえも感じます。

防除は7月中旬からツクシ液からボルドー液に変えて、ベトの本格的な発生に備えました。

 

虫の発生状況としてはコガネムシは例年通り、スズメガはかなり少ない印象。

4年目になって枝や葉の数が随分増えてきたので、以前のように躍起になって虫取りをしなくても、少しくらい食べられても大丈夫だという気持ちのゆとりが出てきた感じです。

 

しかしながら畑の忙しさは相変わらず。

そこに拍車をかけたのが7月末に参加したJICAの8日間のジョージア(グルジア)視察団でした。

視察では非常に貴重な経験をさせていただいたのですが、その報告はまた後日。

 

帰国して待っていたのはベト病、サビダニ、ブドウトリバのトリプル発生、しかも草はボーボー、枝は伸び放題という緊急事態の畑でした。

2~3週間かけてようやく事態を収拾しましたが、本当にバタバタの8月となりました。

 

シーズン後半戦へ続く・・・

 

 

 

 

2015年シーズン前半戦

すっかり更新が滞ってしまいました。

気がつけばもう9月後半。。。

今年もそろそろ収穫の時期が近づいてきましたが、ここで少し今年のシーズンを振り返ってみます。

 

今年は雪解けが非常に速かった影響で、畑仕事も例年より3週間も前倒しで始まりました。

心配された霜の害も無く、一安心と行きたいところでしたがシャルドネの芽出しが悪く、樹勢のバランスが悪い区画が出てしまいました。

春先に出るカスミカメは今年は防除の必要はありませんでした。

近年多い春先から初夏にかけての干ばつですが、今年はお休みだったようで比較的雨の多い展開に。

ボルドー液に代わるべト病対策として今年から全面で使用したツクシ液はこんな雨の多いシーズンでも効果を見せてくれました。

6月に入ると気温が低めに推移し、早い開花になると思っていた予想は大きく外れて例年並みに。

その開花時期ですが、やはり湿度が高くて灰カビが結構出てしまいました。

収穫量は今年も少ないのか・・・

 

シーズン中盤戦に続く・・・