先の記事にも書いたとおり、今年の北海道の秋の気候は雨が多く難しい収穫となりました。
宮本ヴィンヤードのブドウ樹はまだ4年目と若く、実の熟し方も酸の落ち方も成木に比べて早くなります。
このことが今年に関しては良い方に出たように思います。
ピノ・ノワールとピノ・グリは10月7日、シャルドネは10月22日、共にわずかな好天を逃さずに、何とかギリギリ目標の糖度、酸度をクリアした状態で収穫できました。
収獲量はピノ・ノワール237kg、ピノ・グリ205kg、シャルドネ300kgと全然少ない量ですが、去年からみれば5倍以上の収量に何とかこぎ着けることが出来ました。
ピノ・ノワールは房が非常に小さく、今年もしっかりしたワインに仕上がりそうです。
今年からようやく樽熟成も出来るようになりました。亜硫酸ゼロの仕込みでもちろん野生酵母での発酵です(宮本ヴィンヤードのワインは全て乾燥酵母の添加はしません)。
今年は去年より現時点で香りが高く期待できそうです。
ピノ・グリも亜硫酸ゼロで1週間のかもし発酵を経たオレンジワインの仕込みに挑戦しました。
こちらは初めての試みなのでまだ未知数な感じですが面白い物になりそうです。
シャルドネは貴腐果が結構入っている関係で亜硫酸を少量使用しています。
こちらは古樽での発酵、熟成で今のところいい感じです。
来年はこのHPでもこれら3種類のワインのご案内が出来そうです。
楽しみに待っていて下さい!