2016年最初の更新になります。
この冬は暖冬で始まりましたが、クリスマスから年明け以降かなりの雪が一気に降ってくれたおかげでブドウ達は無事に雪の下に埋まりました。これで凍害の心配はなさそうです。
あまり降りすぎても家の雪かきが大変なのですが、今のところ積雪量は90センチ位と平年より少し多い程度。
最近の気候は極端化が進んでいますが、何事もほどほどが一番。グレートヴィンテージなんて望みません!いつも通りの平均的な年になりますように!
2016年最初の更新になります。
この冬は暖冬で始まりましたが、クリスマスから年明け以降かなりの雪が一気に降ってくれたおかげでブドウ達は無事に雪の下に埋まりました。これで凍害の心配はなさそうです。
あまり降りすぎても家の雪かきが大変なのですが、今のところ積雪量は90センチ位と平年より少し多い程度。
最近の気候は極端化が進んでいますが、何事もほどほどが一番。グレートヴィンテージなんて望みません!いつも通りの平均的な年になりますように!
先の記事にも書いたとおり、今年の北海道の秋の気候は雨が多く難しい収穫となりました。
宮本ヴィンヤードのブドウ樹はまだ4年目と若く、実の熟し方も酸の落ち方も成木に比べて早くなります。
このことが今年に関しては良い方に出たように思います。
ピノ・ノワールとピノ・グリは10月7日、シャルドネは10月22日、共にわずかな好天を逃さずに、何とかギリギリ目標の糖度、酸度をクリアした状態で収穫できました。
収獲量はピノ・ノワール237kg、ピノ・グリ205kg、シャルドネ300kgと全然少ない量ですが、去年からみれば5倍以上の収量に何とかこぎ着けることが出来ました。
ピノ・ノワールは房が非常に小さく、今年もしっかりしたワインに仕上がりそうです。
今年からようやく樽熟成も出来るようになりました。亜硫酸ゼロの仕込みでもちろん野生酵母での発酵です(宮本ヴィンヤードのワインは全て乾燥酵母の添加はしません)。
今年は去年より現時点で香りが高く期待できそうです。
ピノ・グリも亜硫酸ゼロで1週間のかもし発酵を経たオレンジワインの仕込みに挑戦しました。
こちらは初めての試みなのでまだ未知数な感じですが面白い物になりそうです。
シャルドネは貴腐果が結構入っている関係で亜硫酸を少量使用しています。
こちらは古樽での発酵、熟成で今のところいい感じです。
来年はこのHPでもこれら3種類のワインのご案内が出来そうです。
楽しみに待っていて下さい!
9月に入り、ブドウのべレゾンもだいぶ進んできましたが、ピノ・ノワールの色づきは去年より遅い印象。
好天が続くのを期待するばかりですが、天気は4~5日周期で晴れと雨を繰り返します。
雨が数日続けばやはり灰色カビが出てきます。
周囲の実に広がらないように感染した粒を取り除く地道な作業が続きます。
10月に入ると天気は更に悪化。
爆弾低気圧や台風などの影響も加わって雨ばかりの日々。。
気温も上がらず酸の落ち方も遅い。
北海道に来て6年目ですが、こんなに酷い秋の天気は初めてでした。
それでも何とかブドウの糖度は上がっていき、いよいよ収穫を迎えます。
すっかり更新が滞ってしまいました。
気がつけばもう9月後半。。。
今年もそろそろ収穫の時期が近づいてきましたが、ここで少し今年のシーズンを振り返ってみます。
今年は雪解けが非常に速かった影響で、畑仕事も例年より3週間も前倒しで始まりました。
心配された霜の害も無く、一安心と行きたいところでしたがシャルドネの芽出しが悪く、樹勢のバランスが悪い区画が出てしまいました。
春先に出るカスミカメは今年は防除の必要はありませんでした。
近年多い春先から初夏にかけての干ばつですが、今年はお休みだったようで比較的雨の多い展開に。
ボルドー液に代わるべト病対策として今年から全面で使用したツクシ液はこんな雨の多いシーズンでも効果を見せてくれました。
6月に入ると気温が低めに推移し、早い開花になると思っていた予想は大きく外れて例年並みに。
その開花時期ですが、やはり湿度が高くて灰カビが結構出てしまいました。
収穫量は今年も少ないのか・・・
シーズン中盤戦に続く・・・
久しぶりの更新になりました。
今年の冬は雪が少なく、平年の7割程の積雪しかありませんでした。
しかも気温も高めの日が多く、3月に入り雪がどんどん溶けていき、気が付けば去年より2週間以上も早い雪解けとなりました。
これだけ早いと春の遅霜が心配になってきます。中々霜対策は難しいのですが、できる準備をして備えるつもりです。
さて、今年もウサギ除けのネット張りから作業が始まり、番線張り、枝上げと作業が続いていきます。
4年目のシーズンがいよいよ始まりました!
すっかり更新が滞ってしまいました。
剪定作業も11月末には終わり、今では畑はすっかり雪に覆われています。
このまま全ての枝が雪に埋れてくれれば凍害の心配もなくなります。
この地でのブドウ栽培に雪は無くてはならないものなのです。
この雪が全て溶けて無くなるのは来年4月。
長い冬を越えて、また来春までは畑作業もお休みです。
醸造の方もとりあえずはひと段落。
初めてのワインは今、マロラクティック発酵がゆっくりゆっくり進んでいます。
瓶に詰めるのは来年春以降になるでしょう。
今年も色々ありましたが、皆様のお陰でなんとか乗り切る事が出来ました。
ありがとうございました。
2015年はもう少し更新を多くしたいと思っております。
今後とも宮本ヴィンヤードをよろしくお願いいたします。
9月30日、無事に収穫が終わりました!
多忙の為、随分と遅い報告になってしまいました。申し訳ありません。。
初年度の収穫と言うこともあり、収量は僅かですが、現在順調に発酵が進んでおります。
ピノ・ノワールは50本程度、シャルドネとピノ・グリの混醸は80本程度の本数になりそうです。
本当に少ないですね。。。
量が少ないと醸造もかなり難しいのですが、亜硫酸無添加、野生酵母で今のところは問題なく推移しています。
中々気が抜けない期間が続いています。
久しぶりのブログになってしまいました。
9月に入り、ピノ・ノワールも真っ黒に色付き、シャルドネは種が透けて見える程になってきました。
夜温もだいぶ下がり始め、さらに9月上旬まで気温も高めで推移していた為、糖度の乗りは早めです。
また、若木でもある為尚更収穫時期は早そうです。
ピノ・ノワールとピノ・グリは10月頭まで位には収穫出来る状態になりそうです。
ここに来てやや雨がちな天気になっていますが、週末からはまた天気も回復しそうです。
いよいよシーズンも大詰めですが、気を抜かずに収穫を迎えたいと思います。
久しぶりの更新になってしまいました。
エルニーニョによる冷夏の予報はどこへ行ったのか、8月に入ってからも暑い日が続いています。
畑仕事は少しずつ落ち着いてきていますが、今年は開花後の結実が悪く、期待していたシャルドネが花ぶるいでまともな収穫量は全く期待できない状況になってしまいました。
まだ今年は初収穫の3年目、あまり沢山取れても翌年以降に悪影響が出るから、と前向きに考えて行くしかありません。
御天道様相手とはいえ、なかなか思うようにはいかない物ですね。
写真はシャルドネの区画です。
ピノ・ノワール、シャルドネ共に開花です!
只今ほぼ満開に近いですが、午後から雨が…
もう10日近く雨が降っていなかったので幼木にとっては恵みの雨ですが、花にとっては結実不良を引き起こす原因でもあります。
ただでさえ少ない花芽がどうか無事に結実しますように!